週刊少年サンデー

葬送のフリーレン【68話】ネタバレあらすじは?「北部高原」の感想と考察も

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2021年10月6日の週刊少年サンデー2021年45号で葬送のフリーレン【68話】が掲載されました。

本記事は葬送のフリーレン【68話】のネタバレあらすじと感想をまとめた記事になります。

強い魔物が多い北部高原!危険でも、その土地を離れない住人の思いがあった…

※ネタバレ注意

葬送のフリーレン【68話】「北部高原」のネタバレあらすじ!

魔物続出

勇者ヒンメルの死から29年後

北側諸国 ナーハリヒト地方

火山地帯を抜け、寒さが増してきた。

北部高原の関所に着いた一行。

ここで必要な物資を揃えておく考えだ。

店を回り、品物をカバンに詰めて

関所を後にする。

しばらくすると…周囲を囲まれた事に

気付くフリーレンとフェルン。

シュタルクだけが気付いてなかった。

中型から大型まで様々な魔物が現れ

戦う3人…

3日3晩同じような時を過ごし

故郷への思い

やっと、とある集落に辿り着いた。

家主に交渉し、小屋を借りる事になった。

ただ代わりに、街道に出る強力な魔物の

討伐を依頼される。

自治担当の騎士団では倒せず

行商人も来られない状況だと言う。

あっさり引き受けるフリーレン。

フェルンも同意する。

シュタルクも同意するが、

家主に「危険なこの地で暮らす必要は

ないんじゃないか?

と問いかけた。

「自分達はここで生まれ育ったのです。」

「この土地には家族との思い出が

いっぱい詰まっています。」

誰が故郷を捨てられるでしょうか。

と答える家主。

虚をつかれた表情のシュタルク

笑顔のフリーレン。

リンクする過去

翌朝、討伐に出発した3人。

二本角のがっしりした魔物が現れた!

…時間がかかったが倒す事ができた。

「ここは高原の入り口だからね。これから先、

このくらいの魔物は山ほどいるよ。

と言うフリーレン。

シュタルクは「これなら海路でも良かった

んじゃないか?」と問う。

笑顔で聞くフリーレンはまた過去を思い返す…

さっきシュタルクが問うた言葉は、

かつてフリーレンが言ったものと同じだった。

彼女の言葉に応えるヒンメル。

僕は自分の故郷を守る為に勇者になったから

他の人の故郷も守りたいんだ。

…「北部高原が故郷の人も沢山いるんだよ。

シュタルクに笑顔で話しかけるフリーレン。

木の根元に座り笑顔を浮かべて

…確かにそうだ。」と答えるシュタルク。

「がんばりましょう!」

「気合入れて行くよ。」

元気に歩き始めたフェルンとフリーレン。

でもシュタルクは座ったまま…

また腰が抜けていた!

「情けない…」とこぼすフェルン。

葬送のフリーレン【68話】「北部高原」の感想・考察

前話から一転、魔物との戦いが続きます。

今話も“意味深”なストーリーですね。
フリーレンとシュタルクの笑顔に注目ですぞ!
先を読んだような悟ってるようなフリーレンの笑顔…いいっすね!
あ、最初のページの幼いシュタルクと家族のシーンにも注目してください!

フリーレンにとってはヒンメル達と歩いた旅路をなぞる旅
今話は、ハイターとアイゼンのセリフもバッチリ現在にリンクしています!
ぜひ本誌でフリーレンの笑顔と共に彼らのセリフもチェックして
いただきたい!!
今更ながら、この作品が巷で話題になった所以を強く意識させられる回です。
ヒンメルから強い影響を受けたフリーレンが、
次世代のシュタルクにヒンメルの「心の遺産」を分けてる旅…
って感じかなぁ。

面白いのは過去のフリーレンのセリフとシュタルクのセリフがほぼ同じ
であること!
勇者一行でさえ危険と感じた魔物の多い北部高原を避け
海路を使えば良かった」と、ぼやいた2人…
生前のヒンメルは、困ってる人々を助けたい性格でした。
その彼が勇者になった理由が語られています!
「自分の故郷を守りたくて…」
すごくシンプルで分かりやすい理由ですね!
魔王討伐の旅の途中で、他の人々の故郷も守ろうと尽力したんだ。
たぶんこの回想をシュタルクに聞かせてる感じだから…
必然的に彼は、自分の故郷を家族ごと失った過去を思い出しているよなぁ。
フリーレンの語りの後で、複雑な笑みを浮かべていたから、そう感じた
んだけどさ。
実際は魔物との戦いで「腰が抜けちゃった」が大半を占めてたりして…(笑)

今話の序盤で、宿を借りた家主の言葉に虚をつかれた感じのシュタルク。
誰が故郷を捨てられるでしょうか。
…これは彼にとって剣で貫かれるような厳しい言葉だったと思う。
故郷を無くす辛さは誰よりも知っているシュタルク。
以前暮らした場所を住み続ける事で守っていましたねぇ…
ヒンメルのような境地になれる人はなかなかいないと思うけど、
故郷への思いは、それぞれの人の胸の中にあるはず…

私の住んでる町は被災によって100人程の住人がいなくなりました。
自然災害、戦争、過疎化…様々な理由で故郷を離れる人がいます。
物語も現実もリンクする部分です。
故郷に住み続けるか…遠くで故郷を思うか…人それぞれです。

しみじみ考えさせられる回でした。こういう漫画もあるんだなぁ…
寂しさを抱える現代人の心に優しく寄り添ってくれる作品ですね。

以上、葬送のフリーレン【68話】「北部高原」のネタバレ・あらすじと感想を紹介しました。