約束のネバーランド

約束のネバーランド|特別番外編【第2弾】ネタバレあらすじ!「母の決意」の感想と考察も

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2020年12月14日週刊少年ジャンプ新年2号で約束のネバーランド(役ネバ)特別番外編【第2弾】が掲載されました。

本記事は約束のネバーランド特別番外編【第2弾】「母の決意」のネタバレあらすじ感想をまとめた記事になります。


漫画「約束のネバーランド」特別番外編【第2弾】「母の決意」のネタバレあらすじは?

シスター達の羨望と企み

イザベラに対する配下シスター達の建前と本音…

マチルダ…「尊敬しています」

―『脱走者出したのに何で生きてる?

しかもグランマになる?』

ジェシカ…「先輩の飼育成績は桁違いに凄かった」

―『化け物』

シエナ…「子供時代からすごい子だったと…」

―『怖い…常にノーミス 実技も筆記も満点』

ジェシカ『蹴落とそうとした者全員 返り討ち』

スカーレット…「先輩の下で働ける事は光栄…」

―『納得できない!…大罪人が私達の頂点に立つ

なんて!』

マチルダ『今度こそ 蹴落としてやる!!』

本音を隠し…就任祝いを述べるシスター達…

マチルダ仕掛ける

― 2046年2月 グランマ就任から1ヶ月

「見事だ!」

わずか就任ひと月で一割の商品の成績を上げた

イザベラ…

「鬼」は彼女の実績を認めていた…

だが同時に監視もさせていた!!

前グランマ付きの補佐官「マチルダ」に…

…確かにイザベラは有能で完璧

でも彼女は前グランマの頃から妙に“優遇”

されていた…

彼女はおそらく規則を破って利益を上げていた

叩けば必ず何か出てくる!!

しっぽが掴めないなら つくればいい!

封筒を手に廊下を進むマチルダ…

彼女は本部で人脈を築き上げ、女達を

牛耳っていた!

…ジェシカから「イザベラが部屋を出た」

と連絡が入る。

自分の勝利を確信し心中でイザベラに

別れを告げるマチルダ!

イザベラの部屋のドアを開ける…

中には優雅に紅茶をいれるイザベラ!?

と、苦渋の表情のジェシカ・スカーレット・

シエナ…!!!

マチルダにも座るよう勧めるイザベラ。

マチルダが持ってきた捏造書類を見て

「人を呪わば穴二つ」…全て自分に帰ってくる

のだと嫌味を言う。

バレていた事に恐れおののくマチルダ!!

一人一人の名を呼ぶイザベラ…

補佐官の中でも最も飼育監に近いあなた達

惜しいわ…

皆でこぞって私を陥れるとは… ねぇ。

“殺される!!”

追い詰められたマチルダ…

『私と一緒に GF農園を潰さない?』

… え!!!!

イザベラの真意

― ひと月前

逃げたエマ達を案じるイザベラ…

4歳以下の子達を置いて出たから

エマ達は必ず帰ってくる…

おそらく1年半から2年の間に

それまでに全ての準備を終えなくては…

― 現在

「ヘッドハンティング」だと言う

イザベラ…

彼女は2年以内に農園を潰し、自分への

攻撃を一切不問にする…

だから自分の計画に加担しろと話す。

「!?」

様々な思いが4人の脳裏を駆け巡る!

「罠」だと震えるシエナ!

笑顔で「本気」と言うイザベラ。

「農園は潰せない!!」…

農園に加担した方が道があると叫ぶ

ジェシカ!

そうやって生き延びても…その次は…

これは終わりのない“無限地獄”

“地獄”なんてわかってる!

自分を守るため全て捨てて生きてきたんだ!!

ジェシカの想いを認め…資料を見せるイザベラ。

それは、彼女たちが産んだ子供達の写真…

子供達は第3飼育場にいた 生きている

言葉に詰まる4人…

「関係ない」…「生き延びる為の道具」…

そう思ってきた…

でも…あの子はまだ生きている!!!

イザベラは説得を続ける…

この現状に腹が立たない?

彼らの精神支配に屈していたら…彼らの

思う壺よ

…刃を向ける相手は人間じゃない!!

私達は団結しなければいけない!!!

不屈と団結こそが勝利への鍵だと私は

子供達に教えられた…

全責任は自分がとる…

あなた達の力を貸してほしい

「その話 私は乗る!」

…真っ先にマチルダが答える!!

団結くらい、いくらでもしてやる!!

ただしイザベラが裏切らない保証が

欲しいと言うマチルダ。

すぐに「あるメモ」を差し出すイザベラ…

もしこの計画がダメになった時は

このメモを上に出しなさい…

“イザベラは息子がいたから逃がしたのだ”と

「メモ」を見て…残り3人も賛同する!

決行は、あの子達が戻ってきた時…

イザベラの望み

イザベラがくれた「メモ」は

彼女の息子からの“遺書”だった…

それは、彼女にとって唯一残された宝物

あるいは背負うべき罪の証…

彼女の望みは…

農場のない世界に子供達が生きること…

そこで、ただ普通に愛することができること

ーーーーーー

― イザベラの墓前

子供達が笑顔で元気に暮らしている事を

報告する4人…

漫画「約束のネバーランド」特別番外編【第2弾】「母の決意」の感想・考察

第1弾は、セシルが命懸けでクローネを助け生かせようと願う内容でした。
読者を良い意味で裏切る展開!!読み応えがありましたーー!!

今回は、あのグランマ「イザベラ」の真実が描かれています。
サブタイトル「母の決意」の通り、“鉄の女”と呼ばれていたイザベラが「母」として
密かに戦っていたんですね…

冒頭は、4人のシスター達の醜い妬み・批判・陰謀からスタートしました!
彼女達の歪んだ表情が強く印象に残ります…
特に首謀者「マチルダ」の視点に誘導され、下克上が成功するのでは!と思わされました。
でも、そんなはずはない!「あのイザベラだよ」と心が囁いたんです!
予想通り、マチルダ達の計画はバレていました。
気づいていたけど、さすがの展開です!!

更に海千山千の彼女達を仲間に引き入れようという考え!
逆転に次ぐ逆転…めっちゃスゴイ展開です!!
マチルダ達の子供を育てていた事には驚かされました!
女性の心を動かすのは結局「母性」…それに訴えかけたイザベラ、やっぱりスゴイ!

自分が生き残る為に誰の子かも分からない子供を妊娠し産むしかなかった彼女たち…
友達を蹴落とし、世話した子供達を食糧として送り出す日々…
心を殺して生きてきたんでしょうね…
現実世界にも不本意な妊娠・出産はありますので、ただの創作と割り切れない部分を
自分は感じてしまいます。
原作者の方が女性なら、女性の立場は分かってもらえてると思うのですが…
もし男性なら、作品を面白くする為に設定して書かれた…となりますよね。
若い内に脱サラしてジャンプ編集者に認められてる方なので、才能が成せる表現力
なんだとは思います。
あの感動的な原作ラストを振り返れば、面白おかしくする為だけに設定される方では
ないと思いたいです。
とにもかくにも男性誌には珍しい女性目線の作品ですよね!
編集者の方の先見の明に脱帽です!

原作では、エマ達子供の知恵と勇気と友情が道を開いた展開になっていました。
それはその通りではあるのですが、
今回の番外編を読ませてもらった事で別の視野が開け、改めて「約ネバ」の世界の
奥深さを感じる事ができました!
自分はイザベラ達の母性が、エマ達を「鬼」のいない世界に導いてくれた要因だと
思っています…
現実世界でも子供を産む事は「母性」が成し遂げる試練です。
自分は陣痛から37時間かけて子供を出産したので、その間にいろいろな事を考え
ました!
このまま母子ともに死ぬ…?
帝王切開に切り変えて何とか産む…?
生まれても子供が生きられない…? 等々

我が子は五体満足で生まれて無事育ってくれたら充分だと実感しました!
自分の子を直接自分で育てられない状況にあったマチルダ達は辛かったと
思うんです。
妊娠中を思い出して一番泣いたのはマチルダでした。
自分の中で命が育っていく不思議さと喜びは何物にも代えられません!
そして、その子が平和な世界に生き、人を愛し愛されることは母親の最大の希望です!

最後にマチルダ達4人が無事生き残っていて嬉しかった…
子供達に新しい世界と生活が与えられて本当に良かった…

以上、約束のネバーランド特別番外編【第2弾】「母の決意」のネタバレあらすじ・感想を紹介しました。

「約束のネバーランド展」12月11日から六本木ヒルズで開催されています!
エマ達のその後を描く、会場限定読み切り19ページが読めるそうです!!
また、実写映画が今週末公開されま~す!!